晴れを喜ぶこと
かなりお久しぶりの投稿になってしまいました・・
気づけば5月。
それは養蜂シーズン真っ盛りだということ。
今年の4月は雨に泣かされ、ミツバチ達への負担を考え
すこーしだけ採蜜をさせてもらいました。
春の蜂蜜はファンが多いので、大切に大切に欲しい方のもとへ
お届けさせてもらいたいと思います。
雨が降るとどうして蜜の量が減るのか
ここ最近養蜂家さんと話す機会があれば必ず聞くワード
「今年は雨が多くてねー・・」
雨が多いとどうして養蜂に不利なのか?
まず第一に、雨だと蜂は飛ぶことが出来ないからです。
蜜源になる花が咲いてくれていても、そこまでたどり着く事が出来ないので
単純に収量が減っていきます。
そして雨で巣箱の外に出る事が出来ない日も、何万匹という数の蜂は
掃除をしたり幼虫を育てたりと活動し、そして食事をとります。
いい感じに溜まっていた蜂蜜がここで消費されていくわけです。
という事で巣箱内の蜂蜜が減っていくのはちょっと考えてみれば当たり前の事。
ここでさらに雨が続くことで辛い事がもう一点。
それは植物側の蜜を出す量も少なくなるという点です。
植物は光合成によってエネルギーを生み出し葉や花を育てていきますが
日照時間が不足することでこのエネルギーが不足していき
十分に花を育てたり花粉媒介の報酬として用意する花蜜を用意できなくなります。
花蜜の半分以上は水分なので、雨不足でも花蜜は出ないんですけどね・・
意識せず毎年毎年変わらず咲いているように見える自然の花たちですが
以外にも繊細に年々その咲き具合や蜜の出し方を変えているのです。
年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。
養蜂を始めてからずっと心に置いている言葉です。
相似て同じように咲きながら、変化は必ずあるもの。
人もずっと同じ考えではいられません。
どうにもできない自然の力の前に、嘆いてばかりもいられません。
改めて養蜂という色々な面が自然任せな仕事であることを見つめなおし
モチベーションを落とさないよう、できる対応をしていきたいと思います。
関連情報
国産天然蜂蜜 | はちぐみ | 養蜂学校
千葉県大多喜町に位置する【はちぐみ】では、自家採蜜した蜂蜜を販売しております。「何も足さない、何も引かない」ことにこだわり、余計な加工は一切せず、本物の蜂蜜をお届け。季節ごとの花により、採れる蜜は様々な色・味・香りとなりますので、その時々の味を召し上がってみてください。ご自宅用はもちろんのこと、プレゼントにもおすすめ。
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