国産天然蜂蜜【はちぐみ 】養蜂学校

子供の風邪をどう捉えるか。

こんにちは!

 

ここ数日は晴れて暖かい日が続きますね!

とても嬉しいかぎりです(*´ω`*)

 

今週末は養蜂体験のご予約を頂いているので、

お客様を最高のコンディションでお迎えしたく晴れろー!晴れろー!と

毎日天気予報とにらめっこ。笑

今日のような天気が続くことを願っています!

 

そんな今日は養蜂家として、というよりは

1人の母親としてのブログです。

長くなりそうなので、お時間のある方、ぜひお付き合いくださいね。

 

 

娘の体調不良から原点に立ち返る

 

我が家の末っ子(1歳9か月)は現在お風邪でございます・・。

一昨日保育園登園直後にお熱ですとお迎え要請がありました。

 

生後8か月から保育園に行っている娘。1年以上経ち最近ようやく

いわゆる「保育園の洗礼」が落ち着いては来ていました。

最近では熱はほとんど出さなくなり、咳や鼻水がちょっと出始めたら

すぐにかかりつけ医でお薬をもらえば1日ほどで治まるほどで

これが女の子・・強くなるのが早い!なんて思っていたのです。

 

ところが今回の風邪はちょっと様子が違うご様子。

水・木・金曜日と3日間、お熱でお休みが続いています。

3人目となると薬で様子見でOK!と安易に考えがちですが、

この熱の下がらなさに少し心配になってきているところです(;’∀’)

明日も下がらなかったら病院を再受診しましょう・・。

 

娘はただいま絶賛イヤイヤ期。そして末っ子にありがちな甘えんぼ。

さらに体調不良ときたらもう私に体のどこかが触れていないと気が済まない!笑

 

熱があるというのにサンダルを持ってきてお外に出たいと泣き続けるので

一緒にボール遊びをしたり散歩に連れまわされたりしながらも

この3日間でできるはずだった仕事が頭をよぎり、

ただただフラフラと庭を徘徊する自分を「何もしていない・サボりだ」

と責めるのは私の心の中の私。

 

もちろん誰が悪いわけじゃないんです。

保育園に行っていれば頻繁な風邪はもはや付属品だし。

体調をくずした娘が悪いなんてことは絶対無く。

甘えたくなるのも当たり前のことで。

 

 

子の体調不良やモチベーションが上がらない事を認め・理解し、

寄り添ってあげられる親でありたいと思ったのもまた、

個人事業主になった一つの理由だったじゃないか・・と思いだしてみることにしました。

 

 

私が個人事業主になるきっかけ

 

私が養蜂を始めたきっかけは祖父に蜂蜜を届けたかったからだし、

私が養蜂を続けている理由はミツバチの生態に魅せられたから。

それは紛れもない事実なのですが、もう一つ、

私が趣味養蜂だった養蜂を仕事にしようと思ったのは

育児ノイローゼが原因でした。

 

当時3~4歳だった長男は言葉を選ばず言ってしまうと「育てにくい子」でした。

私にとって初めての子で、元々すごく子供が好き!というタイプでもなかったので

この子は本当に育てにくい子なのか?私が育児が下手くそなだけなのではないか?

の判断が付かずにいました。

 

市町村で行われる〇歳児検診等で保健師さんに相談しても

「男の子なんてこんなもんです」「お母さん気にしすぎじゃないですか?肩の力抜いてね!」

みたいな回答。アンケートに育てにくさを感じますか?なんて質問があるけど

これの「はい」に〇をつけたら変に目をつけられるんじゃないか・・と正直に答える事が

怖かったのをよく覚えています。

 

そして何より、私が度々言われ、呪いのように心を蝕んできた言葉

 

「問題行動が目立つのは、お母さんの愛情不足が原因じゃないですか?」

 

結局小学校に上がる前に発達障害の診断を受けましたが、そこまでは

みんなこんな感じの子をあんなに大人しく育ててるんだ・・私だけが出来てない。

私が愛情をかけてないから、可愛がっていないから、だから、だから、、

とにかく視野が狭くなっていて、この子を何とかしないと!躾けないと!!と思いすぎ・・

最終的に虐待疑惑で行政の保健師さん付き添いのもと心療内科に連れていかれました。

 

そこで育児ノイローゼと言われ、パートにも行けなくなり、

保育園の送迎も気まずい・・私何してるんだろう・・?という状況の時

息子の件で何年もお世話になっていた心理士さんが話を聞いてくれました。

そこで聞かれたのです。

 

「今、何がしたい?」

 

 

母親になったからにはこうじゃなきゃいけない、母親としてこうあるべき、

そんなことは一旦置いておいて。今、あなたが、一人の人間として、

なんでも好きなことしていいよって言われたら、何がしたい?

 

私の答えは

「養蜂家として生きていきたい」でした。

 

保育園の先生、保健師さん、パート先の人たち、両親

色んな人から押し付けられる「親なんだから」に疲れ果て

可愛いはずの子供たちに対して、この子達がいるせいで・・

と思ってしまう自分に対しても自己嫌悪が募り、

人から遠ざかりたくなってしまったんですね。

言葉の通じない、昆虫相手に、黙々と仕事がしていたい。

 

私の答えに心理士さんはあっさりと「いいじゃない」と賛同してくれました。

 

お母さんが家庭を顧みずに働く、それは世間では「否」かもしれない。

でも、好きなことをしてその分楽しそうに家に帰って、それで子供たちを思いっきり

可愛がってあげられて、子供が喜ぶ。仕事をすることで家庭がうまく回るなら、

世間がなんと言おうとそれが家族にとっての「是」だと思うな。

そう背中を押してもらったんです。

 

そこから私は準備を進め、無事個人事業主として開業。

 

生活はまったく楽ではないけれど、私はやりたいことをやらせてもらって

子供たちの気持ちを尊重したいと考えられるだけの心の余裕が生まれました。

 

メンタル荒れ気味だと感じた時にすぐ解決にむけて話を聞いて、

必要そうであればリフレッシュ休暇という逃げ場を作ってあげられたり

ちょっとでも体調が悪かったらすぐにお休み・早退させてあげられたり。

そうしてあげられる自分を、私なりの「いいお母さん」だと信じたいと思います。

 

 

突然の3連休を無駄と取るか幸せと取るか

 

長い自分語りになってしまいました・・笑

 

お熱の娘に連れられて出た庭では

いよいよ夏が近づいてきたなと感じるジリジリと肌を焼く日差しと

火照った体を冷やすように通り過ぎるまだあまり湿度を感じないひんやりとした風

ちょっと目を上げれば風にそよぐ青々とした木々や玉苗。

心地いいなぁ・・この心地よさを感じられる余裕があることは

間違いなく幸せだ。

 

今が一番の養蜂シーズン。

私がこの心地よさを感じている間にも、夫は代わりとなり全ての蜂場のお世話に

駆け回ってくれている。

だからこその何も出来なかった3日間が罪悪感となって自分を責めるけど、

私は私にしか出来ない仕事をちゃんとこなしていると認めてあげたい。

 

上の子たちが2歳前後の頃は私に余裕がなくて本当に悪いことをしてしまった・・

もし叶うなら息子たちが赤ちゃんの頃に戻ってたくさん甘えさせてあげたい。

幼い頃のお兄ちゃん達の面影をそこかしこに感じさせる年の離れた末っ子は、

そんな願いが叶ったようなそんな気持ちになってどうしても甘々に・・笑

 

母歴7年でようやく分かるようになってきた「今だけの可愛い時期」を存分に

楽しみながら、娘の風邪に穏やかな気持ちで付き添いたいと思います。

(とはいえ日曜日の養蜂体験までに治ってほしいのが本音!笑)

 

 

お昼寝に付き合い寝転ぶベッドから見える青空。これもまた幸せの一つ。

 

 

この記事を書いた人

相京 ゆきの

千葉県大多喜町で夫婦で営む養蜂場「はちぐみ」を運営。
おじいちゃんに美味しい蜂蜜を食べてもらいたいという想いから24歳で養蜂の道へ。
天然蜂蜜の美味しさや貴重さ、ミツバチの人間への貢献について知ってもらうべく、養蜂スクールや出張養蜂講座などの活動も行っている。
【日本はちみつマイスター協会認定講師】

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千葉県大多喜町に位置する【はちぐみ】では、自家採蜜した蜂蜜を販売しております。「何も足さない、何も引かない」ことにこだわり、余計な加工は一切せず、本物の蜂蜜をお届け。季節ごとの花により、採れる蜜は様々な色・味・香りとなりますので、その時々の味を召し上がってみてください。ご自宅用はもちろんのこと、プレゼントにもおすすめ。

屋号 はちぐみ
住所 〒298-0265 
千葉県夷隅郡大多喜町小田代524-1
営業時間 9:00〜17:00
定休日 不定休
代表者名 相京ゆきの
E-mail info@hachigumi.com

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