先日、ちょっと久しぶりに蜂のお話をしてほしいと

講師としてお呼ばれしてまいりました。

 

場所は千葉県鴨川市釜沼。

100本以上の夏みかん畑が広がる自然豊かで、吹き抜ける風が気持ちよくて

どこか時間の流れが独特な、不思議で素敵なところ。

そして、私達が毎年春から秋まで蜂の巣箱を置かせて頂いている

大切な蜂場でもあります。

 

この場所は一般社団法人 小さな地球 さんのフィールドでもあります。

上手く言葉にして説明するのは難しいのですが、

いつも行けば誰かいて、何か仕事をしたり打ち合わせをしたりしていて、

庭やフィールドには鶏や猫や犬が歩いていて、時々蜂場にも誰か来てくれて。

なんだか幼い日のおじいちゃんの家、みたいな感覚。（失礼なのかな・・？笑）

 

 

この日の授業は

 

そんなフィールドに出入りしている、建築を学ぶ学生さんを相手に

「人間以外の生き物目線での建築」のヒントにしてもらうべく

蜂の生態や巣箱の構造などをお話してきました。

 

午前中に来年度巣箱を置くフィールドを一緒に見てもらい、

私達のお話を聞いてもらって、午後からはそれをもとに

来年度の蜂場予定地の開墾するというスケジュール。

猫ちゃんに囲まれての青空教室は新鮮で楽しかったです。笑

 

 

建築の事は私は全くの畑違い。それっぽい話ができるわけではありません。

私にできることはただ蜂の生態を伝え、知ってもらうこと。

寒い冬、暑い夏、それらを乗り越えるための蜂や養蜂家の工夫。

そこから学生さんは何を感じてくれたのでしょうか？

私はそこが楽しみでなりません。

 

なまじ蜂の飼い方が分かってくると

「蜂の飼育方法はこう！」と考え方が固まってしまいがち。

蜜を集める効率や蜂を増やすにはなどなど

どうしても商業的に考えてしまいがちなところが大きいのですが

学生さんとお話をして、そういう考えを捨ててみたら・・？と

蜂にとって居心地のいい環境や、働きやすい環境を追求したらどうなる？と

自分の中の好奇心がむくむくと育っていくのを感じました

 

学生さんたちが蜂の為に開墾してくれた来年のフィールドは

一体どうなっているんでしょうか？

みかんの花の甘やかな香りに誘われて花から花へ、忙しそうに、楽しそうに飛び回る

ミツバチ達を見れる日が楽しみです。

 

 

最後にちょこっと宣伝

 

小さな地球さんは現在、フィールド内にサウナを作るプロジェクトを

進めるにあたりクラウドファンディングに挑戦中です！

今回お話を聞いてくれた学生さんも関わっていらっしゃるとか。

このサウナをきっかけとして、この地域に新たな出会いが訪れる事を。

あわよくばそんな人たちがフィールド内に住むミツバチに興味を持ってくれたり

することを期待してやみません！

 

クラファンの返礼品ではちぐみの蜂蜜も選べます◎

今年６月に釜沼で採れた夏みかんの蜂蜜はこれまで採った中でもっとも

みかんの香りがしっかりと分かる高品質なもの。

この地の景色に思いを馳せながら、この地ならではの香りと味を

ご堪能頂ければ幸いです。

ぜひ応援よろしくお願いします！完成した時はぜひついでに

ミツバチの巣箱も見に来てくださいねー！◎

 

↓↓クラファンのサイトはこちらから↓↓

土でつくるサウナ「Earth Sauna」の完成まであと一歩！ by小さな地球