ハチミツQ&A
1.天然・純粋・完熟ハチミツとは?
天然・純粋ハチミツとは、砂糖を添加する(加糖)
加熱するといった加工の施されていない
ハチミツの事を表します。
完熟ハチミツは、蜂の巣箱の中でミツバチ達
によって78%を越えるまで
糖度を上げられたハチミツの事を表します。
2.非加熱ハチミツとは?
「非加熱」の定義は明確には決まっていませんが
60℃以上の熱が加わる加工が行われていない
ハチミツのことを指す場合が多いです。
ハチミツは糖度が78%を下回ると、環境に
よっては発酵が始まる可能性があります。
そのためハチミツの糖度が低い時に
人の手で加熱し糖度を上げる加工が
おこなうメーカーもありますが、
60℃を越える温度での加熱加工は
ハチミツの栄養素が変質や香りが飛ぶといった
ハチミツ本来の良さを損なう原因になります。
3.単花蜜と百花蜜の違いは?
ハチミツ中の大部分をある一種類の植物
の花蜜が占めているものを単花蜜と呼び、
この場合はその植物の名前をつけて良いと
されています(アカシア蜜、レンゲ蜜等)
様々な種類の植物の花蜜が混ぜ合わされ
作られたハチミツを百花蜜と呼びます。
4.どうして結晶化するの?
ハチミツの中には目には見えないほど
細やかな花粉が存在しています。
気温が下がってくるとこの花粉を核にして
糖分が固まりはじめます。これが結晶化です。
気温の低下に加え、窓際など気温変動の
激しい場所での保管、細かな振動(機械の上)
異物の混入(パンくず等)なども
結晶化を促進する原因になります。
5.結晶化を元に戻すには?
温めてあげると元に戻ります。
瓶容器の場合→水分が入らないように注意
しながら40~50℃ほどで湯煎してください。
プラスチック容器の場合→必要な量をお皿に出し
電子レンジ500wで10秒ずつ加熱してください。
一度で溶かそうとうすると一部だけ焦げるなどの
恐れがありますので、短い時間で、取り出す度
攪拌し、ハチミツの温度を均一になるように
気を付けながら加熱してください。
6.ハチミツの甘さの違いは?
ハチミツはブドウ糖と果糖という
2種類の単糖類で構成されています。
蜜源植物によってどちらの割合が
多いなどの違いがあります。
同じ糖度でも果糖の割合多めのハチミツの方が
甘みを強く感じやすいのだそう。
甘めが好きな人、少し酸味がある
ハチミツが好きな人、人の好みも様々。
ぜひ色々なハチミツをお試しください。
7.どうして色が違うの?
ハチミツに含まれるミネラルの保有量の
違いが色の違いとして現れます。
ミネラルが少ないとレモンイエローや
薄い小金色のハチミツらしい色合いとなり
ミネラルが多く含まれると
褐色やブラウンゴールドのような
濃い色合いとなります。
8.ハチミツの保存方法は?
直射日光が当たらないように
常温で保管してください。
空気中の水分を吸って糖度が下がってしまう
可能性がありますので一度開封した
ハチミツは蓋をしっかりと閉め
お早めにお召し上がりください。
9.ハチミツの賞味期限は?
糖度78%を超えたハチミツは
半永久的に腐らないと言われています。
しかし水分を吸いやすい性質であること、
パンくずなどの異物の混入などにより
品質が低下する可能性がありますので、
一度開封後はお早目のお召し上がりを
おすすめしています。
10.どうして乳児は食べちゃダメ?
ハチミツには「ボツリヌス菌」
が混入している場合があります。
腸内細菌が未熟な乳児の場合、ボツリヌス菌が
腸内で増殖し「乳児ボツリヌス症」を
引き起こしてしまう可能性があるため
決して1歳未満の乳児には与えないでください。
11.妊娠中、授乳中は食べても大丈夫?
妊娠中や授乳中の女性には全く問題ありません。
むしろハチミツには妊娠中・授乳中に必要な
良質な栄養が多く含まれていますので
そういった時にこそ召し上がって
頂きたい食材だと思っています。